不動産買取業者と不動産仲介業者の違いを知っていますか?家やマンションなどを売却する際にどちらにするか迷われる方も多いと思いますが、どちらにもメリット・デメリットはあります。
この記事の目次
不動産買取業者とは
不動産買取業者とは、直接不動産を買い取りしてくれる業者を意味します。
買い取った後の物件の取り扱いはその買取業者によりまちまちですが、ここでいう不動産買取業者とはその『業者が買主』ということですので、物件を買うと決まれば話が早く決済から引き渡しまでスムーズに進めることができます。
また、直接買ってもらいますので当然ですが『仲介手数料』は発生しません。
買取業者と仲介業者の違い
買取業者が直接買い取るのに対し、仲介業者は買主を探して仲介をしてくれます。何が違うのかというと、この『買取業者』と『仲介業者』は同じ不動産屋ですが似て非なるものなのです。一番の違いは両者収益構造です。
買取業者が不動産を買い取るのは、いわば仕入れです。買い取った時点では収益はなく、その後の収益を見込んで買い取っています。
買い取った後に売却してはじめて収益を得ることができるのが『買取業者』です。一般的にいう小売業の『仕入れて売る』という収益構造に近いです。
では仲介業者はどうでしょうか?仲介というのは“サービスの一種”です。
普通ではなかなか自身でできないことを代わって進めていき、うまくいけばサービス料を払って頂く、サービスの対価として成功報酬で手数料として頂く、というのが仲介業者の収益構造です。
これがわかると何となく想像がつくと思いますが、『売れない物件』はなかなか買い取ってもらえないか、買取価格が安くなるということが言えます。買取業者は売値と同じ価格で買い取ってしまったら商売になりません。買取業者にも色々と得意分野がありますから1社2社であきらめず、何社か当たってみるのもいいかもしれません。
ぶっちゃけどっちがオトクなの?
さて、買取業者と仲介業者はどちらがお得なのでしょうか。それぞれ見ていきたいと思います。
買取業者を選んだ方がいい場合
離婚などの財産分与のためすぐに現金が必要な場合
買う物件が決まっていて早く進めたい場合
仲介業者から『時間がかかる』や『正直難しい』と言われた場合
相場よりも高く買うという買取業者がいた場合
これは
◇近隣も含め買いが出ている場合
◇マンション用地に土地が隣接している場合
などで、思いがけない高値で買い取ってくれる場合も希にある
仲介業者を選んだ方がいい場合
早く売る必要はなくできるだけ高く売りたい
知り合いから売ってほしい欲しいと言われた場合
トラブルを避けるためにも仲介業者に依頼するほうが良い
次の物件を買うことを前提に売却を考えている場合
もし、売りたい物件と買いたいエリアが違うのであれば仲介業者がスムーズに進めてくれる
買取業者から『買えない』とか『値段が付かない』と言われた場合
買取業者・仲介業者を決める前に査定をして相場を知っておきましょう
不動産買取業者が提示してくる金額が、仲介業者とどれくらいの差があるのか…あらかじめ知っておく方が、価格交渉がはかどります。もしあなたが物件を売却しようと思い立った時、まず一番に気になるのがこの不動産が『いくら』なのかだと思います。
それは、その売却を思い立った理由は様々ですが売ったお金が必要だからではないでしょうか。売却した場合のお金を当てにしない生活であり、また自身の所有物件の相場を知っていれば問題ありません。
ですが、使う目的が決まった場合にはそれだけでは話が前に進まなくなります。必要な金額があれば、その金額を明確にしないとその目的を果たすことができません。
不動産の売却価格は、景気・種類・場所・大きさ・接道・近隣の状況など様々な要件によって決定するため、時価は今しか出せません。
そして査定する会社ごとに価格には大きな差が出ます。
たとえば3社~5社程の業者で査定をしてみると、100万円以上の買取査定額の差が出ることは日常茶飯事なのです。
お金を使う目的が明確になれば、ぜひ自身にとってより良い不動産売却価格を算出してください。そのことを踏まえ仲介・買取のどちらで進めるほうが得になるのかが見えてきます。
査定は不動産に精通したプロにしか、算出できません。自身の大切な財産を安全で確実に、そして高額に数社の買取業者に査定してもらうのは実はそんなに難しいことではありません。
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