マンション売却をするときには簿価のことも考えなければいけません。 簿価とは、簿記会計上の価格のことを指します。

マンションの簿価

中古マンションの場合は、マンションを購入したときの額から建物の減価償却などを年数によって引きます。そうして出た額が、簿価となります。またこの額を出すときは、負債などを全て処理した上で計算することになります。

マンション売却をして実際に買い取られた額が簿価ということではありません。ですので簿価よりも、マンション売却額が上がったり下がったりすることがあります。
マンションの簿価

この簿価は、マンション売却をする上であまり関係ないように思われるかも知れませんが関わってきます。

というのも、マンション売却を不動産屋に仲介してもらうときには自分でマンションの売却額をつけなければいけないからです。そのときの額を、簿価を参考にして付けることがきるからです。この価格はあくまでも会計上の額でしかありませんが、客観的な第三者の判断により付けられている価格ですので、本来のマンションの価値が分かるのです。 これよりも低い額で売ると損になり、これよりも高い額で売ると自分にとって得ということになります。 

マンション売却をするときには必ずといっていいほど、買主が値下げ交渉をしてきます。 このときには簿価を参考にしてこの額よりも下がらないように価格を付けるのも方法です。そして、最初の売り出しのときの額は必然的にこの額よりも高くするようにします。 

これらのことは、知っていても決して損ではありません。