不動産会社の仕入れとは

不動産会社の仕入れとは、土地などを安く買い取り、土地に自らマンションを立てるなどをして高く売ったりする事を言います。そのため仲介手数料とは違い、報酬が非常に高くなるケースが多くあります。

1つの成約のために

通常の不動産会社とは、主に仲介手数料をお客様にいただいて会社を成り立たせています。買手と売手を仲介することによって、売買金額の最大で3％の報酬を不動産会社に支払うことになっています。

不動産会社の中では、今回の仕入れを主に業としてやっている会社もあり、通常、仕入れ業者とも言われます。

この仕入れですが、不動産会社は広告やWEBでの宣伝、お客様への飛び込み営業、競売物件など、色んな方法で土地の仕入れをしています。元々、報酬が大きい案件なので、1人の営業マンが1年通しても数件成約出来るか、もしくは全く成約出来ない場合もあります。

それでも成約した時の報酬が大きいので、営業マンは寝ずにチラシを配ったり、 飛び込み営業をしています。さらに、土地を仕入れただけでも利益になるかと言えばそういう訳でもありません。

この用地仕入れと土地の捌き方により不動産会社の利益が大きく変わってきます。当然売れる土地を仕入れなければ利益になりませんし、 売れるからといって高額な土地を購入したのでは利益は出ません。

安く良い土地を仕入れ、それを高く売らなければならないのです。

不動産の仕入れ方法

良い土地を仕入れるのにはどうしたら良いのでしょうか？仕入れをしている不動産会社の中で本当に大事なこと、それは情報を収集する事です。不動産業界で何よりも大切なことは、情報源の確保が最も重要なのです。

これは一般の消費者が家を探すのと何ら変わりはありません。土地を探す時には情報がカギとなってきます。しかし不動産は土地の情報だけではありません。法律も年々変更が行われており、 去年は当たり前だったことが今年は違法という事も良くあります。

そのため、法律にも注意をしなければなりません。例えば、インターネットで競売物件情報と検索すると、簡単に最高裁事務総局が運営する各地方裁判所の不動産競売物件資料を見ることが出来ます。

しかしインターネットや情報誌に載るころには、良い土地は任意売却の段階で売買されてしまい、手に入りません。どこから情報を手に入れるか、そこが重要になるのです。そして成功している不動産の多くは、独自の情報源が必ずあるのです。

金融機関からの情報、司法書士や行政書士からの相続絡みの情報、 独自のマーケティングによる個人や法人からの売却依頼、 などの独自の情報網を使い土地を仕入れるのが大切といえます。

しかし、一般的には業者が仕入れる時は、市場価格に6〜7割と言われていますが、 税金や経費で2割は残せないのが現実的と言われています。だからこそ、情報が大切といえるのです。